お寺の本堂を建て替えるにあたって、お庭と参道のリフォームのご依頼です。

住職の要望をお聞きして本堂前と中庭、細長い光庭を造ります。

本堂まで延びる参道には、もともとあった板石を細かいアレンジを加えながら据えていきます。

本堂前の庭は玉竜の山と石でベースを造り、そこに松と蓮を移動して雰囲気のある空間にします。

奥には以前の本堂に付いていた鬼瓦を設置する事で、空間のアクセントにしています。

中庭の縁側は、配置する印象的な石と水鉢に合わせリズミカルな流線型にすることに拘っています。

細長い光庭は、枯山水風に仕上げることにします。

石と砂利を敷き、また基礎を隠す材料には瓦と竹を使います。

中心に高く飾った蓮台が、さりげなくお寺の雰囲気を醸し出しています。

裏に眠る瓦や石材、植っていた植栽を用いたリフォームです。